先日開催された妖精帝國 第伍回公式式典「Live g.l.a. Tour」東京公演において怪我されたお客様がいらっしゃいました。
これを受け、メンバー・スタッフ一同、事態を重く受け止め、今後の妖精帝國の式典公演中に二度とそのような事が起こらないよう警備スタッフの増強と警備スタッフからの客席への配慮、注意を徹底させていただきます。
なお、悪質であると判断した場合、またはスタッフの指示に従っていただけない場合は退場していただく場合もございます。
マナーを守って参加していただきますよう、ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします
2011年5月12日
株式会社ランティス / 株式会社インクルード・インク
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また、この件に関してアーティスト本人からのコメントがありますのでお伝えいたします。
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既にアナウンスがあった通り、先の式典に於いて残念ながら臣民の中から怪我人が出たという報告を受けた。
妖精帝國の楽曲や式典の性質上、オーディエンスが「激しい」事は当然の事であるが、臣民諸君が怪我をすることは我々の望むところではない。
私の見るところ妖精帝國の式典にはその音楽性の通り主にアニソン系、ヴィジュアル系、ヘヴィメタル系の3種類の臣民がいるように思う。
我々はアニソン系のライブに他の二つのライブ文化を持ち込んだ事を自覚している。
それは、我らの音楽性も含めて新たなライブの楽しみ方、妖精帝國独自のライブの楽しみ方を作り出したいと思ったからだ。
その結果この様な事故が起こってしまい非常に残念だ。怪我をした臣民に対しても自責の念を感じる。
ただ、今回の事で「激しい」鑑賞方法をすべて禁止してしまうと永久にその共存の道は閉ざされてしまうと感じた。
なので、レコード会社や関係者と協議し悪質な物は禁止するが、共存の可能性を残す方法をとる事にした。
きっと式典に参加する臣民全員がそれぞれの方法で楽しめる式典を実現できると信じているからだ。
それには臣民諸君の協力が必要だ。
私から臣民諸君に協力してもらいたいのは次の3つの事だ。
一つ、暴れたくても周りの状況次第で我慢すること。
我らの楽曲を聞いていれば暴れたくなるのは必然だが、周りに女の子や背の
低い臣民がいる場合はその気持ちをぐっと堪えて欲しい。
二つ、よい場所を確保したくても、自身で危険だと判断した場所からは離れること。
整理番号や式典中の流れによって前方のよい場所が確保できる事があると思う。
しかし、その場を確保する事よりも自身の身の安全を優先して欲しい。
先に述べたように他の臣民に気を配るのは当然臣民の務めだが、
自身が怪我等負わないようにする事もまた臣民自身の責任だ。
三つ、臣民同士周りを気にして助け合うこと。
例えば、押されて倒れてしまったり、物を落として探しているような臣民を見かけたら周りの臣民が空間を作ってやること。
体調が悪そうな臣民がいたら大丈夫かと声をかけてやること。
前方にいたが、体調が悪くなって後方に移動しようとしているような
臣民がいたら曲中でも道をあけて通してやる事。
そのような臣民同士の助け合いが必要となる。
最後に、今回はすべてを禁止にはしなかったが、もし再び重大な事故が起こったという報告が私にあった場合、私としても式典の安全確保のため「激しい」鑑賞方法を禁止せざるを得なくなるだろう。
安全でよい式典を執り行うため、臣民諸君の協力の元、「ルール」ではなく「マナー」を作っていきたいと思っている。
妖精帝國 終身独裁官ゆい